真の教育とは


教育の究極の目的



人生の目的について曖昧になってきた。
それが、教育の目的も曖昧にしている。

人生の目的は、ズバリ言って、幸せになることです。
どうすれば、幸せになれるのか。
それは、自由を実現し、愛を成就することです。
だから、教育の究極の目的は、自由、
つまり、自己を実現して幸せになることです。

教育の目的とは、生きる目的でもあります。

自己を実現するとは、夢を実現する事と愛を成就することです。
夢を実現すると言う事は、事を成す事、即ち、仕事の目的を成就することです。

人間は、独創的存在です。しかし、生まれてすぐの独創性は、エゴ、我利でしかありません。人間の独創性は、知恵の完成によって自由へと昇華されるのです。

自主性を重んじると言っても、最初から、自主性を重んじるだけでは駄目です。
人間は、本来、主体的な存在です。
自主性は、自己を確立すれば、黙っていても発揮されます。

人間は、成長する過程で、自己に目覚め、善を確立し、そこから、夢と愛を育みます。
もともと、人は、主体的な存在です。
だから、夢や愛の種子は、人の心の中にしかありません。
その種子から芽を出させ、根を伸ばすのが、教育の仕事です。
その意味で、教育は、農業に似ています。

スポーツ選手は、ルールを体得することによって、その競技を、自由に楽しむことができるようになる。

自由になるためには、学ばなければなりません。心身を鍛えなければなりません。しかし、自由になろうとするのは、人の意志です。

感動や喜びがなければ、人の意志は、生まれません。逆に、感動や喜びがあれば、人は自らの意志で学ぶのです。

生きる喜び。感動。それを感じさせることが、教育の究極の目的です。

忘れてならない事。それは、これからの時代は、子供達の時代だと言う事です。
新しい時代を、平和で豊かな時代にする事。
その為には、何が必要なのか。
どうすればいいのか。
正直言って、大人達にもわかっていない。
わかっていないのに、知ったかぶりをして、教えようとする。
それが間違いなのです。
我々に、解決ができなかった事を、子供達に、解決をしてもらわなければならない。
そのためにこそ、教育が、必要なのです。
我々が、生きているウチだけ、何とかやっていければいい。
そんな、教育は、無責任です。
大人は、自分達の為に、子供を教育しようとしている。
そのくせ、子供達には、自分の為に、勉強しろという。
だから、間違うのです。子供は信じないのです。
教育は、大人達の為にするのではありません。
子供達の為にするのです。
なぜなら、未来は、子供達の為にあるのですから。
子供達の未来の為に、そして、新しい時代の為に、何が必要なのか。
その問いかけこそ、教育の究極的な目的なのです。
そして、その答えは、子供達自身が見つけなければならないのです。



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