理 科
自然から、何を、学ぶのか。
物理の方程式や生物の名前を暗記することが目的なのではない。
自然て何か。それは、生きることの意味にもつながる。
なぜ，山を荒らしては駄目なの。
地震は、どうやって起こるの。
海を汚すとどうなるの。
どうして、自動車は走るの。
空はなぜ青いのか。
自然の災害って、どんな風にして起こると思う。
生命の誕生ってどういうこと。
野生の動物と家畜とはどこが違うの。
電気製品ってどういう仕組みなの。
取り扱う時には、どういうことに注意をすればいいの。
船は、どうすれば速く走るの。
この薬、危なくない。
子供の素朴な疑問こそ大切。
その素朴な疑問が、科学の原動力です。
我々の周りには、まだまだ、わからないことがたくさんあります。
謎だらけです。
しかし、教育の現場では、この素朴な疑問が、切り捨てられてきました。
この世の中の謎は、全て解き明かされ、曖昧なことは何もない。
子供達は、ただ、ひたすら真実を、覚え込み、与えられた問題を解けばいい。
先生が教えることは、絶対であり、間違いは、何もない。
疑問を持つことは、許されない。
この瞬間、科学の法則は、絶対の真理となり、神のご託宣に替わり。
科学万能という新興宗教が生まれる。
そして、その宣教師が、学校の教師です。
まあ、学校を教会だと思えば、わかりやすい。
自分達が科学を神格化するのは、勝手だが、
ただ、無自覚に、無垢な子供達に押しつけるのだけは、やめて欲しい。
科学者自体が、科学とは、相対的な学問だと言っているのであるから。
物理学というのは、神との対話である。
物理学は、対象、特に、自然に対する謙虚さを学ぶ事である。
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