教育の理想を求めて
やってはならない事
今、多くの人は、人に頭を下げて教わるのが死ぬを程厭に見える。
教わらないとできない事は、教わらない限りいつまでたってもできない。
解らない事、できない事をしてはされて腹を立てるのは子供である。
やらなければならない事、成し遂げなければならない事は、何をやらなければならないのか、成し遂げなければならないのかを忘れてはならない。
だからこそ目的を明らかにする事が大切なのである。
解らないことを指摘されたり、できないことを指摘されると馬鹿にするなと怒りだすのは子供。
自分に何もまかせてくれないと起こるくせに、任せると誰も助けてくれないと愚痴る。
人に任せられないくせに、できない仕事は丸投げしてしまう。
教えないと起こるくせに、教えると馬鹿にするなと教えた通りにしない。
まず自分は何がわかっていて、何がわかっていないかを見極めると同時に、相手が何をわかっていて、何がわかっていないかを見極める必要がある。
自分が何ができて、何ができないか。相手が何が出来て何ができないかを見極める必要がある。
聞かなければならない事と聞いてはならない事がある。
言わなければならない事と言ってはならない事がある。
やらなければならない事とやってはならない事がある。
やらせなければならない事とやらせてはならない事がある。
知る必要がある事と知る必要がない事がある。
知らせる必要がある事と知らせてはならない事がある。(守秘事項がある)
やらなければならない事で部下がやらなければ自分がやる。
上司に自分の仕事をやられたくないなら自分でやる。
仕事は、自分で勝ち取るもの。お願いされやる事ではない。
先のない仕事をいつまでも部下にやらせ続ける事はできない。
使用目的が明らかにできない資料は作るべきではない。
部下との約束は必ず守る。やると言った事はやる。ただそれだけである。
仕事の先が見えたら。
押して押していく。
押せ押せでいく。
皆、己の限界を知るべきなのだ。自分の限界を知ってお互いを信頼し合い助け合う事で社会、組織、仲間、同志は、結集できる。互いに自分をさらけ出す事が出来ないで自分の弱味を隠し合っていたら真の仲間出来ない。仲間づくりの根本は、自分をさらけ出せるような信頼関係を作る事から始まるのである。
お互いの足らない処や弱点を補い合う事で、組織は成り立っている。万能な人間は、それだけで組織にとっては障害となり易いのだ。よくよく気を付けなければならない。
己の弱点、欠点をさらけ出せないものは、リーダーにはなれない。仲間にもなれない。虚心に自分をさらけ出せる相手こそ仲間なのである。
夫婦、家族は、他人に見せられない部分を見せる事で成り立っている。医者は、他人に見せられない部分を見ないと治療する事が出来ないのである。
他人から学ぶことが出来なければリーダーにはなれない。リーダーは、虚心坦懐に、先輩や、仲間、部下達から学び、助けてもらわないと自分の役割を全うできない。
ただ僕らは、先輩たちから学ぶのではない盗むのだ。教えてもらおうなんて甘い気持ちでは自分のものにはできない。
一番肝心なん事は、教えられない。教わる事もできない。だから体得するしかない。盗めというのが究極的なOJT。だから、教えないのが親切だとも言われた。
今の人は、教えてくれるのが当然だと勘違いしているみたいだが、教わりたいという気持ちがない人には、教える事はできないし、他人から教えを受ける時には、それなりの礼が求められる。
人に物事の本質を教えるというのは、難しいし、本当に大変なのである。だからこそ、教わる側の人間もそれなりの覚悟が必要である。その覚悟を確認は、形でしかできない。だから、教育の現場では、礼節が貴ばれるのである。
その為に、かつては、住み込みで下働きから仕込まれたのである。それが徒弟制度である。
無論、徒弟制度の弊害もある。しかし、徒弟制度の本質は忘れてはならない。
実力のない上司にとって実力のある部下は、仇ですからね。実力のない部下にとって実力のある上司は鬼ですからね。
駄目な上司と駄目な部下は、互助しているようなものですから、仕事のできない原因を上司が馬鹿だから、阿保な部下でと互いになすり合ってればいいですから。馬鹿な部下は、ダメ上司にとっては、救いであり、かわいいのですよ。本当に。上司から部下が、部下から上司が嫌われる理由は、彼等に実力がある証拠なんです。
だから馬鹿にしてはいけないが、かと言って、嫌われる事を怖れてもいけない。
ページの著作権は全て制作者の小谷野敬一郎に属しますので、 一切の無断転載を禁じます。
The Copyright of these webpages including all the tables, figures and pictures
belongs the author, Keiichirou Koyano.Don't reproduce any copyright withiout
permission of the author.Thanks.
Copyright(C) 2019.9.18 Keiichirou Koyano