教育の理想を求めて
会議終了後の結論は二種類ある。
会議終了後の結論には、二種類ある事を理解していない者が増えた。
一つは、議事の事。もう一つは、その後の段取り、処理の事である。
この二つを明確に区別しておかないと、重大な錯覚を起こす。
会議終了直後に聞かれる結論は、後者である。
なぜなら、前者の詳細を報告するためには、いったん整理した上、手続きを踏む必要があるから多少の時間がかかるのである。
後者は、逆に、即段取りをとって作業をしなければならないからである。
ここの組織の端緒むがある。つまり、質の違う作業が派生するため、役割、分担が生じるのである。
この点を厳しく選別できないと仕事ができない。仕事のできない無能な者といっうレッテル張られてしまうから、速やかに選別したものである。
よく会議の後の三分間集中すれば何とかなるというのは、後者の事を指す。そして、実質的な仕事や組織的仕事を公社に重点がある。
議事の内容や結論を煮詰めるのは時間がかか値し、じっくりやる必要がある。
しかし、段取り、分担は、会議終了後に決断しなければならない。なぜならば、会議の後処理、次回への段取りは、会議終了直後から始まるからである。
ところが、最近、この分別がつかなくなってきた。会議終了したというのに、いつまでも会議の内容を引きづったり、一度出た結論を向け仕返したりして、ダラダラと締りがない。
そのくせいっこうにに仕事が進まず、はかどらないのは、議事の内容と事後の段取り手順の話を識別できずに、混同してしまっているからである。
打ち合わせの結論には二種類あります。
一つは、打ち合わせの内容そのものの結論。もう一つは、仕事、段取り手順の結論です。
実務屋はこの違いを峻別できなければ仕事ができない。
ところが、最近、この事を理解できるものが本当に少なくなってきました。
以前は、簡単に方向を聞いたうえで、ところでどうすると聞いただけで話が進んだのですが、今は、事細かに説明しないと結論が見えてこない。
始末が悪いのは、後者はすぐにやらなければならない事を含んでいますが、前者はむしろ段階的に精査する必要がある事が多い。
拙速を求められる事と用心、慎重を求められる相反する結論があるという事がわかっていないと、質問の意味すら理解されない。
困った事です。
大体、段取り手順、即ち、仕事の話には、応急的な処置の問題と長中期の問題、罰門的問題を峻別しなければならない。
ところが、皆は、一度結論が出た事を蒸し返したと思えば、肝心の仕事の話がどこかへ行ってしまう。
これではなかなか話が実現できなくなります。
この点をいかに躾けていくか、実地に教えていくしかないので困っています。
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