教育の理想を求めて
号令とは(号令の掛け方)
我々の世代以降の者は、号令の掛け方を教わっていない。
何せ、命令は悪だ、なんにせよ強制はことごとく悪い事だと、日本を占領し、日本を弱体化させようとする勢力の手先となった教育担当者、これは、学校だけでなく行政府やメディアも含めて子供たちに吹き込み、洗脳したから、命令は、悪だと信じ切っている世代が増えている。
その総仕上げに、教室での号令や予鈴まで廃止してしまった。その結果、社会生活がまとめにできない人間が増えている。
強制がない社会はない。社会が人の集団であり、人間が一人では生きていけない存在だという事を前提としたら、個人として勝手な行動は許されない。
問題は、その人の価値観に反する指示、命令が出されたり、強要された場合である。その場合には、ある程度、指示、命令に従えない場合がある。ただ、最初から指示、命令は強制だから悪だと決めつけられたら、組織は成り立たなくなる。
指示・命令が悪いと言っているのではなく。個々の指示・命令の意図が問題なのである。
頭から指示、命令を否定するのは、別の意図、社会を撹乱し、無秩序な状態を生み出し、騒乱状態にする意図が見え隠れする。
団塊の世代に教育を受けた者は頑固である。
そして、その頑固さが日本を堕落させている。
命令は、訓令と号令からなる。
訓令は、命令の意図や目的を示したもので、号令は、具体的に実行すべき内容を表した部分である。
実際的に号令は作業指示である。
故に、号令は、発令されたら即行動に移せるものでなければならない。
訓令は意図が明確でなければならない。
号令は、なすべき事が明確でなければならない。
号令は、万人が聞いて万人が理解できるものでなければならない。
命令を聞いた者が各々勝手な解釈をするようでは命令は、命令の役割を果たさない。
命令は、百人聞いたら、百人、同じ様に理解しなければ役割を果たさない。
故に、号令は、単純明快でなければならない。
集合・解散。
進め、さがれ。とまれ。
走れ。
整列。きをつけ。休め。
起立。礼。着席。
伏せ。待て。待機。
構えて。狙え。撃て。
もとい。復唱。
号令は、何をどの様にやるのか、行動が明確でなければならない。
指示された事の結果は、必ず指示者に返す。それが報告である。指示者にとって報告されていない事はやっていない。報告もせずに指示者から注意された時に、やってありますよというのは最低の行為であり口答えである。指示した者は、報告がなければ、実行されたかどうか、その結果がどうなっているのか知る由もないのである。
基本的に号令は質疑応答を前提としない。ただ無条件にやれという事である。無条件に従えと言う以上、事前に号令の意図を理解させておく必要がある。
号令以外の命令は、指示の意図や目的も含まれる。一般に使われる指示・命令とは訓示の部分を含んだ命令であり、受令者に一定の範囲で裁量の余地を与えるのが通例である。
真剣に、指示・命令を実行しようとしたら、何らかの質問をして切るのがふつうである。そして、質疑応答を通じて指示者の意図、真意を理解するし、指示・命令者は、受令者の事情や技量を理解する。
故に、受令者は、一般に命令や指示を受けたら、実際に自分が作業に移せるように段取る必要がある。
チームワークは学習、指導、訓練しないと身につかない。
補佐役を誰にするのかが重要となる。なぜ、補佐役が重要となるのかは、実際的な指示者・命令者を補完する役割を担い。指示・命令の真意を受令者に伝える役割を持つからである。指示・命令者と受令者の間を取り持つのが補佐役の仕事である。
指示・命令者というのは結構大雑把な指示を出す。そして、細かいところは任せると鷹揚なところを見せるが、実際に仕上がってくると細かいところが気になる。故に、受令者は、任せると言われても単純に任せられたなどと一人合点せずに、指示、命令が出た直後に可能な限り質問をしておくのが常道であるとわきまえておく必要がある。ただ、指示・命令者は、指示・命令を出した直後は勢力を使い果たしている場合が多く。大概の場合期限が悪いという事を心得ておいた方がいい。
それでも、指示・命令者は妥協をせず。改めさせる点は改めさせないと全体の調和を欠く結果を招く。
執務要領
報告・連絡・相談
手順・段取り
形を重んじる
仕事を学ぶ
チームワーク・集団活動を学ぶ
段取りをとる
仕事の論理
井戸端会議と会議は違う
仕事には始まりと終わりがある。
基本
仕事の基本
報告書の書き方
企画書の書き方
物事には順序がある
組織的意志決定
仕事について
組織は情報系である。
躾
ページの著作権は全て制作者の小谷野敬一郎に属しますので、 一切の無断転載を禁じます。
The Copyright of these webpages including all the tables, figures and pictures
belongs the author, Keiichirou Koyano.Don't reproduce any copyright withiout
permission of the author.Thanks.
Copyright(C) 2015.8.29 Keiichirou Koyano