教育の理想を求めて
信 用
現代経済は信用の上に成り立っている。
信用が成り立たなければ何も動かないほど信用の果たす役割は重要である。
しかし、信用というのは、繊細なものである。
信用を築くためには何年も必要だが、信用を失うのは、一人の人間の不心得・怠慢によって一瞬に失われる。
自分は、子供の頃からそういって躾けられてきた。
なぜ、信用が大切なのか。
それは、社会の根本は人間関係だからである。
社会は集団であり、組織である。
社会は、一人では生きていけないし、会社は一人で成り立っているわけではない。
信用が失われれば社会は、根本から崩壊してしまう。
信用を失うのは、組織全員、一人ひとりの言動である。
一部の不心得者と言っても世間様は承知しない。
だからこそ、一人ひとりの行動を徹底的にチェックする必要があるのである。
信頼関係を保つためには、相互のコミュニケーションが大切である。
仕事におけるコミュニケーションの基本は、報告にある。
顛末書や報告書を見ると
話を聞いてきました。
報告しました。
調べてきました。
打ち合わせをしました。
まとめさせます。
資料を作りました。
とただやってきた事を羅列しているのに過ぎない物がある。
知りたいことは、
組織は、決断の連鎖、行動の連鎖の上に成り立っている。故に、いつどこで誰が何をしたかが、それに対してだ゛れがいつどこで、どのように反応したかがカギを握っている。
仕事の始まりと終わりをどうするのか。
仕事と仕事のつなぎをどうするのか。それを根気よく検証し確認する以外に仕事を成就する事はできないのである。
軍隊の様に仕事を画一化できる仕事はそれでいいが、多くの仕事は、予測がつかず、また創造的な事なのである。
だからこそ重要になるのは、
いつどこで誰が何をして、それに対していつどこで誰が何をしたかの事実関係である。
報告を聞くだけでなく、報告を聞いたうえで、誰がどのような権限によってどのような結論に達し、誰にいつどの様な指示を出したかが、その結果をいつどこで誰が報告を開けたかが重要となる。
情報を集めて来いと言えば情報を集めるだけ。
整理しろと言われて初めて整理をするが、どの様な目的で情報を集めろと言われたのかわからないし、確認をしないからどのように整理すべきかの見当がつかない。
ただ言えるのは、報告されていない事に責任は負えないという事である。
仲間の大切さ。信頼の大切さ。
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