教育の理想を求めて

組織嫌い



組織が死ぬほど嫌いという人間が世の中にいる。
特に、今の時代は、自発性とか、自主性、個性とか言ってわがまま勝手を許す風潮がある。

いい事はいい、悪いことは悪いのである。
その点にけじめがつけられなければ、やっていい事、悪い事、言っていい事、悪い事の区別がつかない人間を大量生産することになる。

結局そういう人間は、成人して社会に出てから使いものにならなくなる。
挙句に引きこもる。獅子はわが子を千尋の谷に突き落とすという格言もある。

組織嫌いというのは、他人から指示されたり、命令されることが死ぬほど嫌いなのである。
しかし、人間二人以上集まれば何らかの序列が生じ組織となる。

大将というのは、頭はそこそこでも度胸がある。
補佐役は、頭がいいけれど小心なものが多い。
頭がいいけれど小心者と頭は悪いが度胸はある。
そういった長所欠点を補いあう者同士が組めば
組織は鬼に金棒である。

いじけてる人間、謙虚な人間は基本的に変わらないし。傲慢な人間と自信のある人間も基本的には変わらない。違うのは自分が歩かないかだ。



組織は、鬱陶しくて、煩わしい存在なのである。
ただ組織の持つ鬱陶しさや煩わしさに耐えられなければ、組織の持つ効用は受けられない。それは社会も同じである。社会の持つ鬱陶しさや煩わしさに耐えられなければ、社会から守ってもらう事はできない。
耐えられなければ国家による暴力と戦わざるを得なくなる。それは究極の選択である。
組織や社会の束縛から解放される事と自由とは違う。



組織

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