教育の理想を求めて
希 望
皆、難しく考えるなよ。
まずこれまでのやり方では、いくら頑張っても駄目だと言う事がハッキリしてきた。それをしっかりと認めないと、先がなくなるし。何をすべきかが解らなくなるよ。
自分達に何ができて、何ができないのか。それをまず見極めようよ。
最初から駄目だと解っていることをやったって埒があかないじゃないか。
自分ができることから始めれば良いし、自分でできないことは、できる人間に任せるか、できるようになれば良い。自分ができるようになるためには、努力して勉強しなければ・・・。
駄目なことは、駄目さ。いくら努力しても、考えても。
少しでも可能性があるならば、それに賭ける選択肢もあるけれど、いくらやっても駄目だとハッキリしている事をやり続けるのは単に臆病なだけだよ。
自分が変わること、新しい事、自分の限界に挑戦する事を怖がっているだけさ。
やり直しがきくと言ってもそれには限界がある。
変わらなければ、変えなければよくならない事がハッキリしているならば変わろうとしないのは臆病なんだよ。
皆が悩み苦しん出だした結論、それを皆が心を一つにして実行していくしかない。
自分ができる事、できない事を明らかにして、お互いの足らないところを補い合い助け合っていくしかないんだ。
おまえ達は、自分の人生を諦めるのか!
これまでの努力を水泡に帰すつもりか。
奇抜なことをやれというのではない。自分達できる事を考えろ。
自分達のできる範囲で、自分達の限界に挑戦をすれば良いのだ。
この国にいてこの会社にいて未来や夢を思い描くことができなくなったら希望なんてないじゃないか。夢なんてどこまでいっても幻だよ。
おまえ達は、この会社で結婚をし、この会社で子供を産み、育て、この会社と共に生きていくしかないのだ。
この会社の夢は、おまえ達の夢だし、この会社の希望は、皆の希望なのだ。
皆が前向きになれなければこの会社はよくならない。
批判的で投げやりなことばかり言わずに、自分達の手でこの会社を変えていこうとしない限りこの会社に未来はない。
皆が夢や希望をなくしたら、皆の人生には、失望と絶望しか残らないじゃあないか。
変わらなければならないと思うのなら、変わらなければ。
できない事、解らない事は、学べば良いだけである。
四日市の公害問題に取り組んだ海上保安庁の田尻さん達は、商船学校しか出ていないから、高校の科学の教科書を片手に公害企業を摘発した。
解らない事を解らないままにして知ったかぶりする事が間違いの本なのである。
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