教育の理想を求めて
多くの人は、自分の得意な分野で失敗する。
多くの人は、自分の得意な分野で失敗する。
自分の失敗や過ちを認める事ができずに隠そうとした時から破滅は始まるのである。
失敗する原因の第一は、自分が得意だとする分野では、過信するからである。
過信する事で油断ができる。
過信するというのは慢心する事であり、慢心する事で心に隙ができる。
又、人を侮るようになり、周囲が見えなくなる。
周りの人間の忠告も聞かなくなる。
それにまた、得意な分野に浸っていると妙な馴れが生じる。
段々に準備を怠ったり、手を抜くようになる。
いつの間にか基本を忘れてしまう。
自分がなれない事、不得手な事は、慢心もせずに用心深くなる。
だから失敗しても、大けがになる事は少ない。
なぜなら、臆病になるからである。
だから常に慢心する事を戒めなければならない。
しかし、過信する事だけが原因なのではない。
むしろ、得意な分野だけでに、面子に拘り自分の過ちや失敗を認められない事の方が恐ろしいのである。
最初の失敗や過ちの多くは、早いうちなら改める事ができる。
しかし、はじめに自分の過ちや失敗を誤魔化そうとすると、やがては嘘が嘘を呼んで取り返しのつかない事態を招く事になる。
年をとり衰える事が問題なのではない。年をとる事で頑なになる事がいけないのだ。
年をとって自分が衰えた事をいつまでも認めようとせずに、次の世代を育てようとしない事が問題なのである。
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