教育の理想を求めて

自  信


自信というのは、自分を信じる事である。
たせから、
自信というのは、あると言えばあるし、ないと言えばない。
なぜなら、自信はあくまでも自分心持ちで決まるからである。

試験の前に自信はあるかと聞いても、試験が終わっても自信はないかと聞いても意味はない。
自信の有無は、あくまでも自分の心持ちの問題だからである。

そういう意味では、自信は作るものでもある。

自分を信じる事である。
自分が信じられれば自信になる。

自信と過信は違う。
自分を信じてもいないのに、自信があるように粧う。それが過信を呼ぶ。
過信は虚勢になる。
本当に自分を信じていれば、過信する必要はない。
自分が信じられないから過信するのである。

自信というのは、どんな結果が出たしても自分を信じられるから自信なのである。
結果に左右されるばかりでは自信にはならない。
どんな結果が出たしても自分を信じているから冷静に自分を分析する事ができる。
だから、自信はさらなる自信につながるのである。
たとえ失敗しても自信をなくさないし、より強靱な自信に結びつく事ができる。
自分の意志ではない事をすれば成功しても自信にはならない。
大切なのは自分の意志である。

自信を持つ為には、確認を怠ってはならない。
確認を恐れたり、躊躇していたら自信は身につかない。

確認はくどいほどしても許される。
確認をして相手にいやがられるのは、相手の問題で、確認した側の問題ではない。
確認された側が自信がないだけである。

仕事は試験とは違う。合格点をとる事より、間違いを犯さない事が大切なのである。

自信というのは己を知る事である。
自分を知らないから過信して虚勢を張ったり、自信をなくして落ち込むのである。
自分から発しない仕事は、成功しても、失敗しても自信につながらない。
なぜなら自分がないからである。自分という芯が定まらないのである。

どんな状況でも、どんな時でも、どんな結果が出ても自分を信じる事である。
それが、自信である。

自信があるから、自分の過ちを認め悔い改める事ができるのである。



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