教育の理想を求めて

自信を持てるように



個性を尊重しろというが、その意味を正しく理解している人は少ない。
褒めれば図に乗る事が解っている人間を無闇におだてる事は危険だし。
叱るとひどく落ち込んで自信をなくと解っている子を無意味にしかり飛ばすのは残酷である。
個性とは、その子その子の性格に合った教育をする事を意味しているのであり、他人と違う事をしろと強要する事を意味しているのではない。

結果がわからずに不安がある事でも、

自信なく正しい事をするくらいなら、
同じ間違えるなら自信を持って間違えさせる事も必要なのである。
そして、間違っていると気がついたら速やかに改めるのである。
大切なのは、自分自身なのである。
間違いを改めるのもその人自身なのである。
頭ごなしに間違っていると抑えつけても、当人が納得していなければ、いつか同じ間違いを犯すものである。
先ず自分自身で間違いに気がつかせる事。その事が先決なのである。

教育というのは、自信を持たせる事が目的なのである。
自信を持てるように改心させる。
自分の過ちを認め悔い改めるのには、大変な事である。
だからこそ、自分の過ちを認めさせ、悔い改めようとしている時は、寛大な気持ちを以て相手を受け入れる必要がある。

人は弱い者である。
人は弱点、欠点だらけである。
指導者は自分の弱点、欠点を直視し、受け入れ、相手の長所、強味を認めなければならない。

自分より優秀な部下をどれくらい持っているかが、経営者の自慢なのである。
自分より優秀な弟子をどれくらい持っているかが師の自慢なのである。




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