教育の理想を求めて
平凡のすすめ
今の時代は、平凡である事は無能のような言い方をする。
平凡な決断ほど難しい事はない。
ついつい人と変わった事をしようとして失敗する。
目立った事をしようとしたり、意表を突いた事をやろうとするから
冷静さを失って
簡単なミスを見逃すのである。
平常心、平静さを保つというのは難しい。
非凡である事を推奨する傾向がある。
人と同じ事をしていたら駄目だとか、兎角、目立つ事をすることを奨励する。
しかし、平凡という事は、偉大な事なのである。
平凡というのは偉大な境地である。
平凡とは中道でもある。
平凡というのは、常識や良識にも通じる。
常識や良識に対しても現代人は否定的である。
むろん非凡である事を否定したりはしない。
しかし、非凡でなければ駄目だというのは一方的すぎるのである。
平凡である事も大切なのである。
非凡さばかりを求めて平凡さを馬鹿にしてはいけない。
非凡な人間より平凡な人間の方が多いのである。
成績もずば抜けていい成績を取る者だけを褒めるのはおかしい。
平凡な中にもきらりと光る才能を見いだしてこそ教育なのである。
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