道徳教育について

十善に如かず


日本人は、戦前の教育を全否定された。
戦後の教育界は、進んで全否定する事で存続してきた。
しかし、戦前の教育の総てが間違っていたと言えるであろうか。
総てが正しいとは言わないが、総てが間違っているというのも言い過ぎである。
間違っていたところがあるとしてもそれは、ごく一部であり、人としてあるべき姿の基本的部分は、普遍的である。即ち、十善に如かずである。
第一に、人を殺してはならない。
第二に、人を傷つけてはならない。
第三に、他人の物を盗んではならない。
第四に、嘘をついてはならない。
第五に、誹謗中傷をしてはならない。
第六に、約束を破ってはならない。
第七に、強姦をしてはならない。
第八に、監禁、拘束をしてはならない。
第九に、法を犯してはならない。
第十に、他人の物を壊してはならない。他人の家に放火をしたりしてはならない。
これらの事は、道徳として普遍的な事である。
ところが、これらの事さえ、戦後は道徳として教える事がはばかれる。
なぜならば、戦前教育に含まれていたからである。

戦後教育には、道徳そのものを否定しかねない勢いがある。
それは明らかに思想的問題である。
思想教育はいけないと言いながら、思想教育をしている。
思想教育どころか、洗脳に近い。

戦後の日本人は、ドンドンと主体性を失いつつある。
その点に早く気がつくべきである。
道徳、人としてあるべき生き方は、キチンと教えておく必要がある。

誰も言わなくてもできていた事が、言われてもできなくなってきた。
その責任が自分にあるという自覚すらもない。
そういう人間が増えてきた。

常識だの、良識を否定してきた結果である。

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